「ネイマール包囲網」が成功!ブラジル対スイスの全選手採点とマンオブザマッチは?

グループリーグ(グループE)第1戦、ブラジル対スイス。この試合に出場した両チーム全選手の採点とMOMは以下の通り。

試合結果

得点者

20分 コウチーニョ(ブラジル)
62分 ツーバー(スイス)

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動画ハイライト

採点表

ブラジル

GK

5.5 アリソン

DF

6.0 チアゴ・シウヴァ

6.0 ミランダ

6.0 ダニーロ

6.5 マルセロ

MF

6.5 カゼミーロ(60分out)

5.5 パウリーニョ(67分out)

6.5 フィリペ・コウチーニョ

FW

6.0 ウィリアン

6.0 ネイマール

6.0 ガブリエウ・ジェズス(79分out)

交代

5.5 フェルナンジーニョ(60分in)

5.5 レナト・アウグスト(67分in)

5.5 フィルミーノ(79分in)

寸評

頼みの綱である「王様ネイマール」を徹底的に封じられたブラジル。

コウチーニョが十八番の「コウチーニョ・ゾーン」から無慈悲なミドルシュートを放ち、何とか一点を奪取するが、全体的に「無理な攻撃」に終始した印象であった。ただ、その中でも決定機はあり、終盤戦に訪れたいくつかのチャンスも結果に結びつけられなかった点は後悔が残るところだ。

無論、「ブラジルはまだ本調子ではない」という見方はあるだろう。しかし、チッチ監督の交代策など、改善すべき点が多々散見したことも事実である。

「悪いリズムを脱する方策」を複数用意できていない場合は、今後も苦戦するケースは考え得るか…。

採点表

スイス

GK

6.0 ヤン・ゾマー

DF

6.5 ファビアン・シェア

6.0 マヌエル・アカンジ

6.0 シュテファン・リヒトシュタイナー(87分out)

6.0 リカルド・ロドリゲス

MF

7.0 ヴァロン・ベーラミ(71分out)

6.0 グラニト・ジャカ

6.5 シェルダン・シャキリ

6.5 シュテフェン・ツーバー

5.5 ブレリム・ジェマイリ

FW

5.5 ハリス・セフェロヴィッチ(80分out)

交代

5.5 デニス・ザカリア(71分in)

5.0 ブレール・エンボロ(80分in)

採点なし ミハエル・ラング(87分in)

寸評

ペトコヴィッチ監督が用意した「ネイマール封じ」を忠実に実行し、まさにチーム全体でもぎ取ったドロー。同作戦で枢軸を担ったベーラミは後退するまでネイマールの「監視役」としてフル稼働した。

コウチーニョに一瞬の自由を与えて先制点を奪われ、ゲームプランが崩れた感はあったが、比較的早い時間でセットプレーからツーバーのヘディングで追いついた粘り強さも好印象。

攻撃面では芳しくなかったが、この組織力が意地できれば、今後も計算は立ちやすいだろう。

MOM

7.0 ヴァロン・ベーラミ(スイス)

鮮やかなミドルシュートをゴールネットに突き刺したコウチーニョ。同点弾をマークしたツーバーも捨て難いが、ここではこのドローゲームの立役者であるヴァロン・ベーラミを推挙したい。

セレソンにおける絶対的存在であるネイマールに自由を与えない守備を続け、ミドルサードから執拗なチェックを同選手に対して敢行。右サイド、右サイドバックの選手と連携してのプレスバックも効き、タックル成功数(FIFA公式データ参照)もチーム最多となる6回をマークした。

また、攻撃面ではDFラインに落ちてきて組み立てに参加する役目を担いながらも、そこでもネイマールを意識したプレー。

本来の立ち位置である、両センターバックの間ではなく、ネイマール側のポジション(スイス側で言う中央やや右寄り)に移し、万が一、ボールを奪われた際にカウンタープレス(相手からカウンターを受けそうな際にすぐさまプレッシングをかけて事前に潰す守備方法)をネイマールにかけやすいポジションを取っていた点も非常に興味深かった。

※出場時間が短かった選手は採点対象から除外
※10点満点の0.5点刻みでの採点
※MOM=マン・オブ・ザ・マッチ(最も印象的だった選手)
※採点者:カレン

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