まだスタートしたばかりのロシアワールドカップだが、ここまでサッカーファンをガッカリさせるような試合が少ない。グループステージ第1戦ということもあって多くのチームが慎重な戦いを見せていることも理由の1つだろうが、ここまで2点差以上ついたゲームは5-0で終わったロシア代表とサウジアラビア代表の開幕戦と、2-0でクロアチア代表が勝利したナイジェリア代表とのゲームのみ。その他は全て接戦だ。
ドイツ代表が敗れたり、ブラジル代表とアルゼンチン代表が引き分けスタートとなるなどサプライズも起きている。最後まで何が起こるか分からないのが今大会の特徴と言えよう。その象徴的ともいえるのが後半ロスタイムの長さだ。
VAR(ビデオ判定)の導入もあってゲームがストップする時間もあり、ロスタイムが非常に長い。ポルトガル対スペインは4分、その他フランス対オーストラリア、エジプト対ウルグアイ、ペルー対デンマーク、アルゼンチン対アイスランド、コスタリカ対セルビアのゲームは後半ロスタイムが5分となっている。時間稼ぎもあったイラン対モロッコのゲームに至っては6分だ。
試合終了まで集中して見ることのできる好ゲームが続いているのは特徴的で、ここまではかなり面白い大会になっていると言えるのではないか。