長崎県佐世保市内の農地で、獣害対策として設置された電気柵の電源や、農作業用の水揚げポンプの盗難が相次いでいることが18日、関係者への取材で分かった。早岐署は6月に入り6件の被害を把握。窃盗の疑いで捜査している。
同署によると、6月1日から16日までに、電気柵の電源は桑木場町と針尾中町で3件、水揚げポンプは江上町や指方町で3件の盗難があった。このうち被害届が出ている4件の被害総額は約8万5千円相当に上るという。
JAながさき西海も、5月中旬からこれまでに桑木場町と針尾地区で7件の被害を確認。担当者によると、いずれも道路脇の見えやすい位置に設置していたという。
同署は「盗んだ狙いが機械そのものなのか、金属なのかについて捜査している」としている。JAの担当者は「こまめに見回りをしたり、なるべく目立たない場所に置いたりするなどの対策をしてほしい」と呼び掛けている。
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