横浜中心部を流れる大岡川の親水施設「川の駅 大岡川桜桟橋」(横浜市中区)周辺で16日、市民団体による清掃活動が行われた。大岡川の自然を学ぶ市立日枝小学校(同市南区)の4年生31人らが加わり、地元の美化に奮闘した。
NPO法人「海の森・山の森事務局」(同市港北区)と「横浜SUP倶楽部」(同市中区)が主催し、地元住民と連携して定期的に行っている。
この日は総勢約70人が参加。子どもたちの陸上班と、水面のごみを回収するSUP(スタンドアップパドルボード)班に分かれて開始。1時間をかけて総重量約22キロのごみを拾った。たばこの吸い殻は1・056キロで、概算で1万560本に相当する量だった。
吸い殻を拾っていた井上心花さん(9)は「(吸い殻は)植え込みの下や排水槽に隠してあった。ごみは川や海を汚すことになる。大人の人は悪いことをしていることを知ってほしい」と憤っていた。
川に沈んだ自転車を見つけた子どもたちに、横浜SUP倶楽部の柿澤寛代表は「近いうちに回収しよう」と語った。海の森・山の森事務局の豊田直之理事長は「子どもたちの力を借りて、吸い殻やごみを捨てない活動に発展させたい」と話していた。
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