ついに開幕した2018年ロシア・ワールドカップ。日本代表はグループステージ初戦でコロンビアと激突する。
前回大会に続く対戦となる南米の雄の注目選手たちを特集!
GK:ダビド・オスピナ(アーセナル)
コロンビアがベスト8入りした前回大会で評価を高めると、アーセナルへ引き抜かれた守護神。
イングランドでは控えに甘んじているが、シュートへの反応や捕球能力、クロスボールへの飛び出し・処理などトータルバランスに優れたGKだ。
代表キャップも90に迫る勢いで、実力は本物。
DF:ダビンソン・サンチェス(トッテナム)&ジェリー・ミナ(バルセロナ)
ともにビッグクラブでプレーする大型の逸材センターバックだ。
スパーズがクラブレコードとなる63億円で獲得したダビンソン・サンチェスは21歳。
身長188cmながら圧巻の身体能力を誇り、ポチェッティーノ監督も「クレバーでアグレッシブで速い」と絶賛している。また、指揮官はロナウドやオーバメヤンにスピードで勝負できる数少ないDFとも評価。
足元も悪くないほか、すでに英語もマスターするなど適応能力も高い。
23歳のミナは195cm94kgと圧倒的な体躯を誇り、バルサ史上においてもかなりの高身長。
強くて高いだけでなく、スピードも兼備する大器で、同僚ハメスも「世界最高のCBになれる」と太鼓判を押している。
10代のころからえげつない体格をしていたが、かつてはGKやボランチでプレーしていた経験もあり、それだけの機動力と技術力を備えている。
ちなみに、ジェリーという名前は母親が大好きだだった『トムとジェリー』から付けられたもの。
MF:フアン・クアドラード(ユヴェントス)
長友佑都が再戦を熱望するサイドアタッカー。
爆発的なスピードとドリブルスキル、確かなキック精度など攻撃センスに優れる。また、ユヴェントスではアッレグリ監督のもとで守備意識も向上させた。
ただ、代表とクラブではやや振る舞いも違うが。また、明るいキャラクターでも知られている。
MF:ハメス・ロドリゲス(バイエルン)
前回大会では得点王に輝くなど一躍ビッグネームにのし上がった天才レフティ。
レアル・マドリーでも確かな活躍を見せていたが、2年間のローンという形でバイエルンへ放出されることに…。
だが、ブンデスでは7ゴール11アシスト、さらにCLでも存在感を見せつけるなど真のワールドクラスであることを改めて証明してみせた。
ユップ・ハインケス監督も「今年の彼は素晴らしい成長を見せた。クリエイティブに溢れているし、天からの賜物だよ」とそのセンスを絶賛している。
FW:ルイス・ムリエル(セビージャ)
元ブラジル代表の“怪物”ロナウドとの類似点から「コロンビアのロナウド」の異名を持つストライカー。
10代の頃にイタリアへ渡った早熟の逸材で、2017年からはスペインのセビージャに在籍。コロンビア代表には2012年から招集されているが、前回ブラジル大会は候補になっていたものの選ばれなかった。
スピードと敏捷性を生かした切れ味の鋭いドリブルが武器であり、ウディネーゼではあのディ・ナターレからチリ代表FWアレクシス・サンチェスと比較され称賛された。
そんなプレースタイルもあり、この日本戦では左サイドでの先発も予想されている。
FW:ラダメル・ファルカオ(モナコ)
コロンビアが生み出した稀代の点取り屋。カルロス・バッカやミゲル・ボルハらが控える攻撃陣だが、軸は彼だ。
180cmに満たない身長ながら、卓越したポジショニングと動き出し、さらに豊富なシュートバリエーションでゴールを陥れる天性のストライカー。
前回大会は怪我のために無念の欠場となり、その後調子を崩して一時は“終わった”かに思われたが、そこから見事に復活を果たした。
初のワールドカップに向けた思いは誰よりも強いはずだ。