〔熱中症〕6月11日から6月17日の7日間で381人搬送、前週に比べ大幅減

総務省消防庁は19日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
6月11日から6月17日の7日間における全国の救急搬送者数は381人で、前週(987人)に比べて606人減少し、前年同期(692人)と比べて311人減少しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は0人で、前週(2人)に比べて2人減少しました。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は7人で、前週(10人)に比べて3人減少しました。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が174人で、全体の45.7%を占めています。
発生場所別では、住居が113人と最も多く、全体の29.7%を占めています。
また、都道府県別では、兵庫県が23人と全国で最も多く、次いで愛知県が20人、京都府・大阪府・熊本県が18人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2018/6/11~6/17・速報値)
・救急搬送者数:381人
※前週比606人減、前年同期比311人減

<日別>
・6/11(月):33人
・6/12(火):46人
・6/13(水):57人
・6/14(木):49人
・6/15(金):22人
・6/16(土):54人
・6/17(日):120人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :0人
・重症 :7人
・中等症:104人
・軽症 :266人
・その他:4人

<年齢別>
・18歳未満:66人
・18~65歳:141人
・65歳以上:174人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):113人
・工事現場や工場などの仕事場:38人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):15人
・教育機関:33人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):28人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):60人
・道路:65人
・その他:29人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・兵庫県:23人
・愛知県:20人
・京都府:18人
・大阪府:18人
・熊本県:18人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

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