ブレグマンが逆転サヨナラ打 アストロズ破竹の12連勝

【レイズ4-5xアストロズ】@ミニッツメイド・パーク

11連勝中のアストロズが1点ビハインドの9回裏に一死満塁のチャンスを作り、アレックス・ブレグマンの2点タイムリー二塁打で逆転サヨナラ勝利。連勝を12に伸ばし、1999年と2004年にマークした球団記録に並んだ。アストロズは3回までに4点のビハインドを背負ったものの、ユリ・グリエルの2本のタイムリーなどで6回終了時点で1点差に迫り、9回裏にブレグマンの一打で逆転。不安定な序盤から立ち直り、7イニングを3安打4失点にまとめた先発のゲリット・コール、好投で試合の流れを引き寄せたウィル・ハリス、コリン・マクヒューといった投手陣の頑張りも光った。

昨季のワールドシリーズ王者の快進撃がいよいよ止まらなくなってきた。日本時間6月14日の時点では好調マリナーズの後塵を拝していたものの、そこから連勝を伸ばし続け、現在は2ゲーム差をつけて地区首位に立っている。7回以降の137得点はメジャー最多の数字であり、このデータが示すように敗色濃厚の試合をひっくり返すケースが目立つ。今日の試合でも4点ビハインドから徐々に点差を詰め、9回裏にチャンスを作って逆転サヨナラ勝利。余計な失点をしない投手陣と勝負強い打線が見事に噛み合った結果と言えるだろう。前半戦の残り試合は勝率5割以下のチームとの対戦が続くアストロズ。球団タイ記録となった連勝がどこまで伸びるか注目だ。

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