ニモが2発含む4安打4打点&デグロム好投でメッツ大勝

【メッツ12-2ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

コロラド州に隣接するワイオミング州出身のブランドン・ニモ(メッツ)が、家族が見守るなかで素晴らしい活躍を見せた。ニモは1回表の第1打席で11号先頭打者ランニング本塁打を放つと、5回表の第3打席でライト前ヒット、7回表の第4打席で12号ソロ、9回表の第6打席で2点タイムリーを放ち、4安打4打点の大活躍。15安打12得点と爆発した打線をリードオフマンとして牽引し、チームを大勝に導いた。先発のジェイコブ・デグロムは8回2失点(自責点1)の好投で今季5勝目をマーク。防御率1.51と抜群の安定感を誇っている。

球場に来るとアイスを買ってもらえるため、子供の頃によくクアーズ・フィールドを訪れていたというニモが思い出の地で大暴れだ。先頭打者ランニング本塁打は1963年のチャーリー・ニール、2009年のアンヘル・パガーンに次いで球団史上3人目の快挙となったが、1回表に放ったものに限れば球団史上初。ランニング本塁打自体も球団では2015年のルーベン・テハダ以来3年ぶりのことだった。打率は.287どまりながら、出塁率.410、長打率.603をマークし、OPS1.013は超一流レベルの数字。ミッキー・キャラウェイ監督が「彼はエリートレベルの選手だよ」と絶賛するのも頷ける活躍ぶりである。「家族の前で活躍できて良かった」と安堵の表情を見せたニモ。現在の勢いを維持できれば、シーズン終了時には凄まじい成績を残すことになりそうだ。

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