あす21日(木)にかけて、西日本の広い範囲と東海、関東で雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込み。土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒する必要がある。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。
あすにかけて、梅雨前線が西日本から東日本に停滞し、前線上の低気圧が太平洋側を進む。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が入り、大気の状態が非常に不安定になりそうだ。
すでに九州では激しい雨の降っている所があり、土砂災害警戒情報が発表されている地域もある。このあともあすにかけて、西日本や東海地方では雷を伴って1時間に50~70ミリの非常に激しい雨が降り、大雨となる見込み。特に九州から近畿・四国の太平洋側では、局地的に非常に激しい雨が数時間続くおそれがある。
<21日明け方までの予想降水量(多い所)>
近畿 300ミリ
四国・九州南部 200ミリ
東海 160ミリ
関東甲信・奄美 150ミリ
九州北部 120ミリ
<その後、22日(金)明け方までの24時間に予想される雨量(多い所)>
九州南部・奄美 100~200ミリ
土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要となる。
地震による被災地での注意点
18日(月)に発生した大阪府北部の地震で揺れが大きかった地域では、地盤の緩んでいる所がある。少ない雨でも土砂災害が発生するおそれがあるため、引き続き注意が必要となる。
また、被災地では、突風に伴って瓦や看板、ガラス、瓦礫が落下したり、屋根のシートなどが飛ばされるおそれがある。災害復旧活動にも、十分に注意するようにしたい。