平和大行進 長崎は28日スタート 核兵器廃絶訴え、全国11コース 実行委が参加呼び掛け

 核兵器廃絶を訴えながら全国11コースを歩く「国民平和大行進」のうち、本県を起点とするコースは28日、長崎市松山町の平和公園を出発する。原水爆禁止長崎協議会(長崎原水協)などでつくる県内の実行委(里正善委員長)は県民に参加を呼び掛けている。
 1958年から毎年実施し、今年で60年の節目を迎えた。本県コースは例年延べ600人、全国では延べ20万人が参加している。
 本県コースの参加者は28日午後1時から平和祈念像前で集会を開き、出発。諫早市、大村市などを経て、7月5日に佐賀県有田町「炎の博記念堂」で佐賀県の参加者に引き継ぐ。最終的には8月4日正午ごろ、広島市中区の平和記念公園に到着する予定。
 里委員長は「この60年の歩みによって、核兵器のない世界の実現に向け、世界が前進できれば」と話した。参加申し込みは不要。問い合わせは長崎原水協(電095・895・7900)。

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