<レスリング>男子両スタイルの全日本チームが新潟・十日町で合宿

激戦終了の2日後に集まった男子両スタイルの全日本チーム

 男子両スタイルの全日本チームが6月19日から新潟・十日町で合宿をスタート。20日は“金メダル坂”でのランニングなど、ハードなトレーニングを開始した。

 全日本選抜選手権が終わって2日後の合宿スタート。肉体的にも精神的にもきつい状況と思われるが、赤石光生・強化副本部長は「きついからこそ、やる。ベストコンディションでない時でも、試合は待ってくれない。どんな状況でも対応できる力が必要」と、激戦直後の合宿実施の意味を説明。体や精神がきつくても力を出し切る力の養成を望んだ。

 7月7日のプレーオフ(埼玉・和光市)で激突する両選手が参加している階級も。赤石副本部長は「自分を強く見せるための工夫が必要。闘いはもう始まっていますよ」と話す。ただ、プレーオフ進出選手は調整があるので、けがの治療やベストコンディションにもっていくために練習量を落としたい旨の申告があれば、「配慮する」としている。

 合宿は22日まで。来週は東京・味の素トレーングセンターで各スタイルに分かれて合宿し、アジア大会(8月19~22日、インドネシア)まで合宿や海外遠征が断続的に続く。

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