ロッキーズが3本塁打含む10得点の猛攻で逆転勝利

【メッツ8-10ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

「打者天国」と呼ばれるロッキーズの本拠地クアーズ・フィールド。その「打者天国」で行われているメッツ対ロッキーズの4連戦は、初戦が12対2でメッツの勝利、第2戦が10対8でロッキーズの勝利と荒れた試合が続いているが、日本時間6月21日に行われた第3戦も「打者天国」に相応しい点の取り合いとなった。ロッキーズは4対4の同点で迎えた3回裏に2点を勝ち越したものの、5回表にメッツが4点を奪って逆転に成功。しかしその裏、ロッキーズはライアン・マクマーンの2号代打3ランで再び逆転し、6回裏にはチャーリー・ブラックモンの14号ソロでリードを2点に広げた。リリーフ陣が崩れたメッツとは対照的に、ロッキーズ救援陣は6人合計で4回1/3無失点の好投。最後を締めくくったウェイド・デービスは通算100セーブを達成した。

ブラックモンが「僕の考えだけど、あれが今日の試合で最も重要なプレイだったね」と振り返ったのは、5回裏に飛び出したマクマーンの逆転3ランだ。今季は開幕から正一塁手として期待されながら打撃不振が続き、日本時間5月2日にAAA降格。同27日に再昇格したあとも44打数10安打(打率.227)と思うような結果は得られていなかったが、試合の流れを変え得る重要な場面で最高の結果を出してみせた。本塁打を打ったあと、「チームメイトと喜びを分かち合うために早くダグアウトに戻りたかった」というマクマーン。メジャー通算2本目の一発を放った23歳の有望株は、ダグアウトでチームメイトの祝福を受けた。この一発をきっかけに、昨季マイナーで打率.355をマークした好打がメジャーの舞台でも花開くことを期待したい。

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