ブリュワーズがカージナルスを圧倒 単独地区首位に

【カージナルス3-11ブリュワーズ】@ミラー・パーク

カージナルスが4失策とミスを連発するなか、ナ・リーグ中部地区で同率首位に立つブリュワーズは12安打の猛攻でカージナルスを圧倒。11対3で快勝を収め、同率首位のカブスが敗れたため、単独地区首位に返り咲いた。ブリュワーズは初回にマット・カーペンターの13号先頭打者アーチで先制を許したものの、直後にヘスス・アギラーの2点タイムリー二塁打で逆転。3回裏に2点、4回裏に3点を追加し、さらに7回裏にはジェッド・ジョーコの2失策に3本のヒットを絡めて4点を追加した。先発のブレント・スーターは7回2失点の好投で8勝目。一方、カージナルス先発のカルロス・マルティネスは4回7失点(自責点5)と打ち込まれ、戦列復帰後4戦白星なしとなった。

ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は「相手のミスを生かすことができれば、こういう試合をすることができるんだよ」と同地区ライバル相手の完勝を喜んだ。初回のアギラーの逆転打はカージナルスの左翼手マーセル・オズーナが打球の目測を誤ったものであり、この他にもカージナルスは4失策&2暴投とミスを連発。地区最多の白星を誇るブリュワーズはその隙を見逃さなかった。ただし、カウンセルは「今日の勝利が明日以降に影響を与えるわけではない」とも語っており、大勝に浮かれる様子はない。現役時代はハッスルプレーで知られた指揮官だが、油断することなく一戦一戦に全力で取り組む姿勢が、今季のブリュワーズの快進撃を支えているのかもしれない。

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