【MLB】田澤純一、タイガース20連戦中に「おそらくメジャー契約」!? 地元紙「注目」

マイナーで調整を続ける田澤純一【写真:佐藤直子】

タイガースにマイナー契約で加入、すでに3Aまで昇格している田澤

 マーリンズを自由契約となり、タイガースとマイナー契約を結んだ田澤純一投手について、地元メディアが「まもなくメジャー契約を結ぶ」と予想している。タイガースは現在、地区2位。5ゲーム差の首位インディアンスを追うためにブルペンの「シャッフル」が必要で、すでに3Aまで昇格している田澤が貴重な存在になると伝えている。

 今季のア・リーグ中地区は全球団が低空飛行でのスタートとなったが、リーグ屈指の戦力を誇るインディアンスが抜け出しつつあり、現在40勝33敗の貯金7。一方、2位のタイガースは36勝39敗の借金3で、ワイルドカードでのプレーオフ進出は難しい状況だけに、なんとしてもインディアンスをとらえなければならない。

 地元紙「デトロイト・ニュース」は「タイガースに当てはまること:面白いチームだが、インディアンスは断然優れている」との見出しで特集記事を掲載。両チームの力関係を「再建中のチームVS強豪」と表現し、「再建中」のタイガースに何が必要かを分析している。

 その中で「必然的なことだが、ブルペン陣もいくばかりかシャッフルが行われることだろう」と指摘。22日(同23日)からのインディアンスとの直接対決3連戦を皮切りに、タイガースは20連戦を戦う予定で、まずは左腕のスタンフの復帰が非常に求められているという。

 そして、「その他のフレッシュな投手も必要になってくる」と言及。「そこで注目なのがベテラン右腕のジュンイチ・タザワだ。彼は密かに3Aのトレドのロースターに水曜日に加わっていて、救援投手として無失点に抑えていた」と、獲得したばかりの田澤の名前を挙げている。

インディアンスを追うタイガースは「タザワに後押しを求めている」

 田澤は2013年のリーグ優勝決定シリーズでレッドソックスの一員としてタイガースと対峙し、主砲のミゲル・カブレラを抑え込むなど重要な役割を果たした。結局、レッドソックスはタイガースを破ってワールドシリーズに進み、世界一まで上り詰めた。記事ではその時のことを振り返りつつ、田澤が過去2シーズンは苦しんでいるとも指摘。それでも、その力を必要としていることは確かだ。

「タイガースが彼とマイナー契約を結んだ後、彼らは(延長スプリングトレーニングが行われている)レイクランドにタザワを送った。おそらくタイガースが彼と(メジャー)契約を結ぶことになるだろう」

「彼らはもう一人のベテラン選手であるルイス・コールマンが見せたような(チームへの)後押しをタザワに求めている」

 20連戦中は当然、多くの投手が必要になる。選手の入れ替えも行われるはずだ。そこで田澤がメジャー復帰を果たし、チームに欠かせない存在となれば、タイガースにとっても本人にとっても、プラスに働くはずだ。

(Full-Count編集部)

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