セルビア対スイスで知っておくべき4選手!最注目は「破壊力抜群」な名前を持つあの選手?

早いものでワールドカップはグループリーグの第2戦へ。「突破組」と「敗退組」も徐々に生まれつつある。

これまであまりサッカーを見る機会が少なかった者でも、この時期ばかりはワールドカップに関心を抱いているはずだ。

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しかし、その一方で耳にするのが「どの選手に注目したらいいかわからない…」、「有名選手はさすがに知っているけどそれ以外は…」という声だ。

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そこで、ここでは各試合ごとに焦点を当て、「名前を知っておいて損はない」注目のワールドカップ選士たちを紹介する。

ここまで「記事で紹介されていた選手が実際に活躍していた!」との好評も頂いているが、引き続き皆さんの期待に応えられれば幸いだ。

筆者が今回取り上げるのはグループEの第2戦、セルビア対スイスのカードからこの4人。

これさえ読めば、今日からあなたは周囲から一目置かれる“サッカー通”になれるかもしれない。

セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ

セルビア代表
ラツィオ所属
MF
No. 20
1995年2月27日(23歳)

初戦のコスタリカ戦は主将コラロフの「キャノン砲」で試合が決したが、90分を通して出色のパフォーマンスを見せたのがセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチであった。

その名前は一度聞いたら頭に残るインパクトだが、プレー自体も迫力満点。190cmを超える体躯を備えながら技術力も高レベルで、言わずと知れた、世界最高ランクの「パワー型トップ下」だ。

まさに弱点が見つけにくいプレーヤーで、代表戦にわずか数試合出場しただけで、チームの主軸に据えられたのも当然の流れと言えるだろう。

「大会終了後にはビッグクラブへの栄転が確実」と噂されているが、彼がいかにしてロシアで暴れ回りステップアップを果たすのかに注目するのも面白いかもしれない。

ネマニャ・マティッチ

セルビア代表
マンチェスター・ユナイテッド所属
MF
No. 21
1988年8月1日(29歳)

攻守両面でプレゼンス(存在感)を見せられるセントラルミッドフィルダーは、世界広しと言えどもそう簡単に探せるものではないが、その中で必ず名前に挙げられる一人がこの男だ。

(選手の好き嫌いがはっきりしていることで有名な)ジョゼ・モウリーニョ監督も心底から認めるプレーヤーで、攻撃では安定感のあるパスワークでリズムを作り、守備ではリーチの長いタックルとインテリジェンス溢れるインターセプトでピンチを未然に防ぐ。

グループリーグ初戦の対コスタリカ戦でもハイパフォーマンスを見せており、この二戦目でも重要な働きを見せてくれるだろう。

グラニト・ジャカ

スイス代表
アーセナル所属
MF
No. 10
1992年9月27日(25歳)

ブラジルとのドローゲームで非常に印象的なプレーを見せた、ヴァロン・ベーラミ、シェルダン・シャキリを取り上げたいところだが、彼らは第一戦の注目選手として既に紹介してしまったので割愛。ここでは前述のベーラミの横で「コンダクター」として左足を振るう、グラニト・ジャカを取り上げたい。

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ブラジルとの試合を目にしたものならば、「なぜ彼を選出するのか?」という疑問が浮かぶかもしれない。

目立った活躍が見せられず、簡単なパスでもミスが見られるなど、昨シーズン終盤から続く不調から脱せていない様子が伺えたからだ。

しかし、スイスでは貴重な「メッセージ付きのパス」を供給できる選手だけに、第二戦目では奮起を期待したいところ。

逆に考えれば、彼に復調の兆しが見られない場合は、セルビアの守備組織攻略にスイスが苦戦する姿を容易に想像できる。

ファビアン・シェア

スイス代表
デポルティーボ所属
DF
No.22
1991年12月20日(27歳)

恵まれた体格の持ち主で、競り合いに滅法強いだけではなく、見かけ以上のスピードも装備。さらに、ボールを奪ってからは思い切った中長距離パスを狙うなど、総合能力に秀でたセンターバックだ。

スイスのバーゼルで注目を集めた後に移籍したホッフェンハイムやデポルティーボでは、その能力を存分に発揮しているとは言い難いが、今大会における彼はここまで申し分ない。

このシェアと若きアカンジで構成されるセンターバックコンビは、今後もスイスの生命線となるだろう。

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