激レア?「3つの違う背番号」でW杯に出場した名選手たち

サッカー選手であれば、誰もが一度は出場を夢見るワールドカップ。

それほどの大舞台に複数回も出場するとなれば、その国のサッカー史に名を刻むほどの英雄であり、そんな彼らは往々にして象徴的な背番号を持つものである。

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しかし今回は、ワールドカップに「3つの違う背番号」で出場した経験を持つ選手たちをご紹介しよう。

チアゴ・シウバ(ブラジル)

2010年 15番
2014年 3番
2018年 2番

2010年大会は出場機会がなかったものの、自国開催の2014年大会で主将を務めたチアゴ・シウヴァ。

しかし準々決勝コロンビア戦での累積警告により準決勝ドイツ戦を欠場すると、母国は歴史的な大敗を喫し、悲願だった自国優勝は夢と消えた。

今大会での背番号は2番。前回背負った3番はミランダが付けている。

セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン)

2010年 16番
2014年 20番
2018年 19番

アルゼンチンの不動の10番はメッシが付けるため、代表でのアグエロといえば16番のイメージが強い。

しかし16番は当時の奥さん(マラドーナの娘)の誕生日ということもあり、破局後の2014年大会では16から20に変更している。

そんなアグエロの今大会の背番号は19。これもまた何か個人的な意味があるのだろうか。

ローター・マテウス(ドイツ)

1982年 18番
1986年 8番
1990年 10番
1994年 10番
1998年 8番

ブッフォン、マルケスらと並び、5大会連続という最多出場記録を持つドイツの鉄人ローター・マテウス。

1982年大会では途中出場が多かったがその後レギュラーに定着、中心選手として1990年大会で優勝を成し遂げた。

ワールドカップにおける出場試合数25試合は未だに破られていない。

川口能活&楢崎正剛(日本)

川口/楢崎
1998年 20/21
2002年 1/12
2006年 23/1
2010年 23/1

同世代として日本の正GKの座を巡って切磋琢磨してきた2人は、揃って4大会連続メンバー入り。

1998年は川口、2002年、2006年は楢崎が正GKとしてゴールマウスを守り、2002年のベスト16入りに大きく貢献。川口のサプライズ選出となった2010年大会では、川島永嗣が正GKとして全試合に出場し、2人はサポート役に回った。

カカ(ブラジル)

2002年 23番
2006年 8番
2010年 10番

日本で人気のカカもまた、ワールドカップで3大会連続違う背番号を背負ったプレーヤーである。

2002年日韓大会は25分間のみの出場ながら優勝を経験、2006年は8番(10番はロナウジーニョ)、2010年は待望の10番として活躍するも、チームは2大会連続ベスト8で敗退となった。

ブラジル代表は伝統的にレギュラー選手が1~11番を付ける風習があり、それが影響したといえるだろう。

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