ガスリー、クラッシュで0周リタイア「オコンが全くスペースを残してくれず接触を避けられなかった」:トロロッソ・ホンダ F1フランスGP日曜

 2018年F1フランスGP決勝で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは1周目のアクシデントでリタイアした。
                              

 1コーナー手前でエステバン・オコンとロマン・グロージャンがクラッシュ。その後、マシンにダメージを負ったオコンの右リヤにガスリーがヒットする形で、両者はそのままリタイアとなった。

 レース後、スチュワードは、ガスリーとオコンの双方が楽観的な動きをしたことがクラッシュにつながったと判断、ふたりに戒告処分を科した。オコンに接触したグロージャンには5秒のタイムペナルティとペナルティポイント2が科されている。

■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ピエール・ガスリー 決勝=リタイア
 すごくがっかりしている。3つのコーナーを走っただけでレースを終えなければならないなんて辛いよ。

 ターン3でイン側のラインをとり、エステバンには僕が見えていると思っていた。そしたら彼がドアを閉めたので、僕には接触を避けることができなかった。

 こんなインシデントが起きてしまって残念だ。フランスGPでフランス人ドライバー同士に起きたことだからなおさらだ。なかなか受け入れられないよ。今週末はいいレースをしたいと心から思っていた。ホームレースでこんなことが起きてほしくなかった。

(F1公式サイトのインタビューで語り)エステバンの後ろを走っていて、彼のマシンにダメージがあるのが分かった。ターン3でイン側に行ったが、彼には僕が見えていてスペースを残してくれるものと思っていた。でも彼はまるでそこに誰もいないかのようにコーナリングした。あの接触を避けるのは不可能だった。

 彼がわざとやったわけではないと思っているが、今は本当にがっかりしている。フランスGPがせっかく復活したというのに、フランス人ドライバーふたりが接触してしまうなんて残念だ。

© 株式会社三栄