グリエル満塁弾などでアストロズが2回裏大量8得点

【ロイヤルズ3-11アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

直近16試合で14勝2敗と絶好調のアストロズが本拠地でのロイヤルズ3連戦の最終戦に11対3で大勝し、カード勝ち越しを決めた。アストロズは2回裏に打線が爆発し、一死満塁からトニー・ケンプが打撃妨害で出塁して先制すると、二死後に押し出しとホゼ・アルトゥーベの2点タイムリーで4対0。さらに再び二死満塁となり、ユリ・グリエルが4号グランドスラムを左中間スタンドへ叩き込んで一挙8得点のビッグイニングとなった。先発のゲリット・コールは5回1失点で9勝目。アストロズはこの日敗れた2位マリナーズとのゲーム差を4.5に広げ、徐々に独走態勢を築きつつある。

キャリア2本目となる満塁弾のほかに二塁打を2本放ち、3安打4打点の活躍を見せたグリエルは、今季ここまでメジャートップの得点圏打率.464(56打数26安打)をマークしている。「僕の集中力は走者がいるときに高まるんだよ。走者だって得点したいだろうからね」とグリエル。4本塁打は正一塁手としてはやや物足りない数字だが、勝負強い打撃で打率.306、36打点をマークし、得点源の一人として強力アストロズ打線を支えている。「彼は様々なシチュエーションで良い仕事をしてくれる。特に走者が得点圏にいるときは、いつも強い打球を打っている気がするね」とA.J.ヒンチ監督はグリエルの勝負強さを称えていた。

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