ナ・リーグ球宴ファン投票 ケンプが外野2位に浮上

日本時間6月26日、ナ・リーグの球宴ファン投票第3回中間発表が行われ、220万近い票を集めたフレディ・フリーマン(ブレーブス)がリーグ最多得票の座をキープした。スタメン圏内の顔ぶれに変動はなかったものの、外野手部門では今季古巣に戻って復活を遂げたマット・ケンプ(ドジャース)がブライス・ハーパー(ナショナルズ)を抜いて2位に浮上。同部門1位のニック・マーケイキス(ブレーブス)とともにベテランの頑張りが目立っている。

第3回中間発表でスタメン圏内に名を連ねたのは、バスター・ポージー(捕手:ジャイアンツ)、フリーマン(一塁手)、オジー・アルビーズ(二塁手:ブレーブス)、ノーラン・アレナード(三塁手:ロッキーズ)、ブランドン・クロフォード(遊撃手:ジャイアンツ)、マーケイキス(外野手1位)、ケンプ(外野手2位)、ハーパー(外野手3位)の8人。フリーマンが引き続きリーグ最多の票を集め、捕手部門はポージー、ウィルソン・コントレラス(カブス)、カート・スズキ(ブレーブス)、二塁手部門はアルビーズ、ハビアー・バイエズ(カブス)、スクーター・ジェネット(レッズ)という三つ巴の状況も変わっていない。

2011年に打率.324、39本塁打、126打点、40盗塁という素晴らしい成績をマークするなど、ドジャースのスター外野手として一時代を築いたケンプだが、全盛期は長続きせず、2013年以降はパフォーマンスが低下。パドレスとブレーブスでそれぞれ1年半を過ごしたが、昨季は115試合で打率.276、19本塁打、OPS.781に終わり、年俸総額の調整を主な目的としたトレードで今季から古巣ドジャースに復帰した。移籍当初は構想外と見られていたものの、オープン戦で結果を残してロースター入りを果たすと、今季ここまで打率.318、13本塁打、OPS.904の好成績をマーク。地区6連覇を目指すドジャースに不可欠な戦力となっており、2012年以来6年ぶりのオールスター選出が現実味を帯びつつある状況だ。

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