マリナーズが競り合いを制す ヘルナンデス7勝目

【マリナーズ5-3オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

マリナーズは敵地でのオリオールズ戦に5対3で勝利を収め、6回3失点と試合を作った先発のフェリックス・ヘルナンデスは日本時間6月4日以来となる今季7勝目をマークした。ヘルナンデスは4回までオリオールズ打線をゼロに封じていたものの、5回裏にジョナサン・スコープに8号ソロを被弾し、6回裏には無死満塁のピンチを招いて内野ゴロ2つで2失点。3対3の同点に追い付かれてしまったが、7回表に味方打線が無死満塁のチャンスを作って相手投手の暴投とミッチ・ハニガーの犠牲フライで2点を勝ち越してくれたため、勝利投手の権利を手にすることとなった。

マリナーズは遊撃手のジーン・セグーラや左翼手のディナード・スパンが攻守にわたってヘルナンデスの力投をサポート。1番打者のディー・ゴードンは絶妙なバントヒットで7回表の勝ち越し劇の口火を切るなど、2安打2打点1盗塁の活躍を見せた。2点を勝ち越したあとはジェームス・パゾス、アレックス・コロメイ、エドウィン・ディアスがそれぞれ1イニングをパーフェクトに封じて試合終了。クローザーのディアスは両リーグ断トツとなる28セーブ目をマークした。

一方のオリオールズは先発のアンドリュー・キャッシュナーが6回3失点と試合を作り、打線も6回裏に一度は同点に追い付いたものの、マリナーズ投手陣の前にわずか4安打に封じられ、主導権を握ることはできず。2番手のミゲル・カストロが打者5人に対して3つの四球を与え、暴騰で決勝点を献上するなど制球を乱したのが大きな誤算だった。今季ここまで77試合を消化して23勝54敗。球団ワーストを更新する113敗ペースと苦しい戦いが続いている。

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