パイレーツが逃げ切って連敗ストップ メッツは7連敗

【パイレーツ6-4メッツ】@シティ・フィールド

得点力不足を打破するために打順を組み替えたパイレーツが6回までに5点を先行し、一度もメッツにリードを許さないまま6対4で逃げ切り。連敗を5でストップさせた。前日に多くの選手と会話を交わしたというクリント・ハードル監督は、1~3番にスターリング・マーテイ、ジョシュ・ベル、ジョシュ・ハリソンの3人を並べる打順を採用。この3人がチームの6得点のうち5得点を記録するなど、ハードルの打順変更がピタリとハマった形となった。

パイレーツは初回に先頭打者のマーテイが相手のエラーで出塁し、二盗を決めたあとにベルの二塁ゴロの間に三塁へ進塁。ここでハリソンが犠牲フライを放ち、幸先よく1点を先制した。2回表にはグレゴリー・ポランコが10号ソロを放ち、3回表は二死からハリソンが相手のエラーで出塁し、コリン・モランが敬遠されたあとにエリアス・ディアスがタイムリー。6回表には二死からマーテイが四球で出塁し、続くベルが左翼ポール際へ5号2ランを叩き込んだ。

日本時間6月1日のカージナルス戦以来の一発となったベルは「長い間ホームランを打っていなかったから打てて良かったよ」と満足げ。ベルの一発でパイレーツはリードを5点に広げたが、7回裏にウィルマー・フローレスの5号3ランなどで一気に4点を返されたため、試合展開のうえでもベルの一発は大きな意味を持つ一打となった。

9回表にはマーテイ、ベル、ハリソンの3人が出塁して無死満塁のチャンスを作り、一死後にディアスの犠牲フライで貴重な追加点。その裏をクローザーのフェリペ・バスケスが三者連続三振の快投で締めくくった。ハードルは「試合終盤の追加点が大きかった」と試合を振り返り、ハリソンは「みんなが同じ方向を向いて戦うことができたと思う」とコメント。一方、敗れたメッツは泥沼の7連敗となった。

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