ア・リーグ球宴ファン投票 スタメン圏内に変動なし

日本時間6月27日、ア・リーグの球宴ファン投票第3回中間発表が行われ、246万を超える票を集めたホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)がリーグ最多得票かつメジャー最多得票の座をキープした。スタメン圏内の顔ぶれに変動はなく、複数の選手をスタメン圏内に送り込んでいるのはレッドソックス(外野手部門1位のムーキー・ベッツと指名打者部門1位のJ.D.マルティネス)だけ。8球団の選手がスタメン圏内に名を連ねる状況となっている。

第3回中間発表でスタメン圏内に名を連ねたのは、ウィルソン・ラモス(捕手:レイズ)、ホゼ・アブレイユ(一塁手:ホワイトソックス)、アルトゥーベ(二塁手)、ホゼ・ラミレス(三塁手:インディアンス)、マニー・マチャド(遊撃手:オリオールズ)、ベッツ(外野手1位)、マイク・トラウト(外野手2位:エンゼルス)、アーロン・ジャッジ(外野手3位:ヤンキース)、マルティネス(指名打者)の9人。捕手部門と遊撃手部門では熾烈なトップ争いが続いているが、一塁手部門はアブレイユが2位のユリ・グリエル(アストロズ)に30万票以上の差をつけ、やや抜け出した感がある。

捕手部門は2位のゲーリー・サンチェス(ヤンキース)がラモスを約10万票差で追いかけている状況。しかし、サンチェスはこのタイミングで故障により戦列を離れており、ラモスのトップ当選が有力となりつつある。遊撃手部門はマチャドが約96万票を集めてトップに立っているが、2位のカルロス・コレア(アストロズ)も約79万票を集めている。個人成績ではマチャドに分があるだけに、トップ争いの行方はコレアの今後のパフォーマンスにかかっていると言えそうだ。なお、大谷翔平(エンゼルス)は指名打者部門4位で変わらず。トップのマルティネスとはすでに120万票以上の差がついており、ファン投票でのオールスター選出は絶望的な状況だ。

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