レイズが初回の1点を守り抜く 5投手による完封リレー

【ナショナルズ0-1レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズ先発のネイサン・イバルディが6回表二死までノーヒッターを継続する好投を見せた一戦は、レイズが初回にナショナルズ先発のマックス・シャーザーから内野ゴロの間にもぎ取った1点を継投で守り抜き、1対0で完封勝利を収めた。イバルディは6回1安打無失点の好投で2勝目をマークし、レイズは9回表にダブルスイッチを2度行い、投手を一時的に一塁の守備に就かせるなど執念の継投。最後は一死満塁のピンチでマウンドに上がったセルジオ・ロモが打者2人をピシャリと抑え、6セーブ目をマークした。

9回表はレイズのケビン・キャッシュ監督が勝利への執念を見せたイニングだった。この回から登板したホゼ・アルバラードがブライス・ハーパーを歩かせると、左翼のマレックス・スミスを右翼、一塁のジェイク・バウアーズを左翼、アルバラードを一塁に回し、右腕のチャズ・ローを投入。ローがアンソニー・レンドンから空振り三振を奪うと、今度はスミスを左翼、バウアーズを一塁に戻し、ローに代わって右翼にカルロス・ゴメスを入れ、アルバラードを再び登板させた。しかし、アルバラードはフアン・ソトとダニエル・マーフィーに連打を浴びて一死満塁とピンチを広げ、キャッシュはたまらずロモを投入。ロモはトレイ・ターナーをライトへの浅いフライ、マイケル・A・テイラーを空振り三振に抑え、1点のリードを守り抜いた。ナショナルズ先発のシャーザーは7回1失点ながら打線の援護に恵まれず4敗目。ナショナルズは今月に入って7度目の完封負けとなった。

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