タンガロイ、刃先交換式直角肩削りカッタ拡充

 タンガロイ(本社、福島県いわき市)は29日から、刃先交換式直角肩削りカッタ「ドぅ・レック」に多機能インサート(刃先)を拡充し販売を始める。

 「ドゥ・レック」シリーズは、両面4コーナインサートを採用し、高い刃先強度を備えている点が特徴。直角肩加工や溝加工溝に適している。

 同社によると、近年の被削材は耐熱特性や高強度を達成するため難削傾向にある。安定加工や工具寿命、管理面などの観点から、一つの工具で多種の加工を行うニーズが高まっているという。

 今回の新工具のインサート材種には、鋼・ステンレスに対応したAH3135と鋳鉄に対応したAH120を採用。高い耐欠損性を持ち、加工を安定化させた。初年度販売見込み額は4800万円。

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