バイエズが満塁弾含む4安打5打点の大暴れ カブス快勝

【カブス9-4ドジャース】@ドジャー・スタジアム

スター選手のクリス・ブライアントを故障で欠くことになったカブスは、ブライアントに代わって三塁にポジションに入ったハビアー・バイエズが大暴れ。5回表に15号同点ソロ、6回表にはリードを5点に広げる16号グランドスラムを放つなど、4安打5打点の大活躍でチームを逆転勝利に導いた。カブス先発のジョン・レスターは6回表の攻撃で代打を送られたため、82球で降板となったものの、5回2失点と試合を作り、6年連続10度目となる2ケタ勝利に到達。ドジャースは先発のロス・ストリップリングが5回1失点と好投したが、守備のミスに足を引っ張られたリリーフ陣が崩れ、試合を壊してしまった。

バイエズは初回に二塁打、3回表に単打、5回表に15号ソロを放ち、あっという間にサイクルヒット達成に王手。三塁打が出ればサイクル達成という状況で回ってきた6回表の第4打席は、二死満塁のチャンスでエドワード・パレイデスの初球を捉え、レフトスタンドへ「サイクル超え」となる16号グランドスラムを叩き込んだ。8回表の第5打席では三振に倒れ、サイクル達成はならなかったものの、1試合2本塁打は自身4度目であり、1試合4安打は自己最多タイ。全く文句のつけようのない見事な活躍ぶりだった。なお、カブスの選手がドジャー・スタジアムで満塁本塁打を放ったのは、1974年のビル・マドロック(元ロッテ)以来、実に44年ぶりのことだった。

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