MotoGP:アッセンを得意とするロッシ、優勝から長い時間がたち「複雑な感情をもたらす」

 MotoGP第8戦オランダGPを前に、モビスター・ヤマハ・MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスが意気込みを語った。

■バレンティーノ・ロッシ(MotoGPクラスランキング2位)

 ここまでの7戦で4回3位に入賞し、ランキング2位につけるロッシ。昨年のオランダGPのウイナーであるが、それ以来、約1年優勝から遠ざかっている。

 アッセンでは2013年、2015年、2017年と3勝を記録しているが、2015年の優勝は最終ラップの最終シケインまでマルケスと競り合い、インをつかれたロッシがグラベルに飛び出し、ショートカットする形で先着。審議対象となったが、ロッシの優勝で決着し物議をかもした。

 ロッシ自身は125ccクラス時代に1勝、250ccクラス時代に1勝、MotoGPクラスで通算8勝を記録しており、アッセンを得意としており、今年も優勝候補の一人だ。

「昨年優勝を遂げたアッセンに臨むが、複雑な感情をもたらす。ひとつは僕とヤマハは最後に優勝してから長い時間が経っているから、懸命に働かなければいけないということ」

「その一方で、アッセンが素晴らしいコースであることはハッピーだ。全体的には、このコースに対してとても戦闘力があるが、アッセンでは何が起こるのか分からないから、条件と状況を確認する必要がある」

■マーベリック・ビニャーレス(MotoGPクラスランキング3位)

 今シーズン、表彰台はアメリカズGPの2位入賞一回に止まるものの、全戦でシングルフィニッシュし、ランキング3位をキープするビニャーレス。

 アッセンでは125ccクラス時代の2011年にグランプリ初優勝、Moto3クラス時代の2012年にも1勝を記録している。MotoGPクラスでは1年目の2015年に10位、2016年に9位に入賞しているが、昨年は転倒リタイアに終わっている。

「次のレースが素晴らしいアッセンで開催されることがハッピー。シーズン中盤に入り、僕たちはチャンピオンシップのいいポジションに位置しているから、この調子でよくなって行き、最大数のポイントを稼ぐために集中しなければいけない」

「バルセロナのテストはとてもポジティブだった。バイクのいいフィーリングがあり、アッセンでも速く走ることができると思う。アッセンに向けてモチベーションも高く、同時に集中している」

「今年はレース毎に仕事に取り組んでいるが、このやり方を続けよう。日曜日が楽しみだ」

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