バシットが6回2安打無失点の好投で3年ぶりの白星

【アスレチックス3-0タイガース】@コメリカ・パーク

アスレチックスが2連勝で迎えた敵地でのタイガース4連戦の第3戦は、4回表にジェッド・ラウリーのタイムリー二塁打で先制し、9回表にジョシュ・フェグリーとダスティン・ファウラーのタイムリー二塁打でリードを3点に広げたアスレチックスが3対0で完封勝利を収めた。2週間ぶりにメジャー昇格を果たしたアスレチックス先発のクリス・バシットは5つの四球を与えるなど制球がやや不安定だったものの、6回102球を投げてタイガース打線をわずか2安打に抑え、奪三振5、無失点の好投。リリーフ陣もタイガースに得点を許さず、バシットは2015年以来3年ぶりとなる白星を手にした。

オハイオ州トレドで生まれ育ったバシットは、家族や友人をコメリカ・パークに招待していた。「彼らは騒がしいグループなんだ。誰もトラブルに巻き込まれないことを祈っていたよ」とバシットは冗談っぽく話したが、家族・友人の目の前で6回無失点の好投を披露。2015年8月4日(現地時間)にメジャー2勝目を挙げて以降9連敗中だったが、3年ぶりの勝利投手となった。2016年5月にトミー・ジョン手術を受け、昨季はマイナーで24試合(うち9先発)に登板したものの、メジャーでの登板機会はなし。今季は谷間の先発要員としてメジャーとAAA級を往復する生活が続いているが、完全復活の狼煙となりそうな見事なピッチングだった。

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