気象庁はきょう29日午前、長崎県で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表した。
【記録的短時間大雨情報 1時間雨量】
長崎県
南島原市付近 約110ミリ(午前10時00分)
前線や湿った空気の影響で、九州北部には集中的に非常に活発な雨雲がかかり続けている。九州北部では大気の状態が非常に不安定となっているため、このあとも昼過ぎにかけては局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、夕方にかけて大雨となるおそれがある。
今朝は福岡県でも1時間雨量が100ミリを超える大雨となったが、引き続き、土砂災害に厳重に警戒し、低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。
記録的短時間大雨情報とは
1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。