メルセデスF1、オーストリアに今季最大のアップグレードを導入

 F1フランスGPに新仕様のパワーユニットを持ち込んだメルセデスが、オーストリアGPではシャシーに大型アップグレードを導入する予定であることが分かった。

 メルセデスはフランスに“フェーズ2.1”のパワーユニットを投入、ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを飾った。続くオーストリアにはシャシーにいくつか変更を加える予定で、ハミルトンによると、今季初の本格的なアップグレードであるということだ。

 サイドポッド、バージボード、ミラー、リヤウイングなどのデザインが変更される予定だとF1公式サイトは伝えている。

 ハミルトンはこのアップグレードにより、前戦に続き優勝争いができることを期待している。

「今週末、これが助けになって、大きな進歩が見られることを期待しているんだ」とハミルトン。

「僕らが本格的なアップグレードを行うのは今シーズン初めてといっていいだろう。早くコース上で試してみたい。実際にどう改善されているのかを見極めるのが楽しみだ」         

「開発競争が激しいなかで、僕らは今まではマシンの開発パーツをあまり持ち込んでこなかった。チームの皆は、量より質を重視して、確実なアップグレードをするために努力している。だからこそ、今週末の新パーツが楽しみなんだ」

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