レッズキラーのテームズ健在 7回表に10号逆転3ラン

【ブリュワーズ6-4レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

試合開始前の時点で打率.234と今一つ調子が上がらないシーズンを過ごしていたエリック・テームズ(ブリュワーズ)だが、レッズキラーぶりは健在だった。最初の3打席で3打数ノーヒット2三振に終わっていたテームズは、2点ビハインドの7回表二死一、二塁のチャンスで打席に入ると、レッズ2番手のアミール・ギャレットがカウント2-0から投じた真ん中低めへの速球を捉え、右中間スタンドへ10号逆転3ランを叩き込んだ。この一発はテームズにとって、レッズ戦20試合目にして13本目のホームラン。ブリュワーズはこのリードを強力救援陣が守り抜き、レッズ4連戦の初戦を白星で飾った。

3番打者のヘスス・アギラーがリードトップに並ぶ19号2ランを含む3安打2打点の活躍を見せたブリュワーズだが、レッズ戦での主役はやはりこの男だった。今季、左投手から本塁打はおろか打点すら記録していなかったテームズだが、ギャレットの速球を捉え、試合をひっくり返す10号3ラン。これでギャレットの通算対戦成績は3打数3安打3本塁打という驚異的なものとなった。テームズは「チームにとって大きな一打になったね」と自身の一発が勝利に繋がったことに満足げ。「打った瞬間は『やったー!ありがとう!』という感じだったよ。チームは得点を必要としていたからね。ブルペンがしっかりリードを守ってくれた」とテームズ。4連戦の残り3試合もこの男の活躍に注目だ。

© MLB Advanced Media, LP.