『Sportskeeda』は14日、「アーセナルを退団してからキャリアを下降させた4名の選手」という記事を掲載した。
今季アーセン・ヴェンゲル監督が退任することになり、一つの歴史を終えたアーセナル。
その22年に及ぶ指揮の中、多くの選手がアーセナルで才能を開花させて世界へと羽ばたいていった。
しかし、アーセナルを離れてからあまりうまくいかなくなってしまった選手も…。
アレックス・ソング
2005年に若くしてアーセナルに加入したアレックス・ソング。プレミアリーグで125試合に出場し、最高クラスのボランチとして評価された。
しかし2012年に移籍したバルセロナではわずか2年の所属に終わり、セルヒオ・ブスケツのサブ、そしてセンターバックのバックアップにしかならなかった。
その後はウェストハムへのローン移籍を経て、ロシアのルビン・カザンへ。ロシアでは再び活躍できず、冬休みが終わった後に無断でクラブに戻らなかったことから契約違反で訴えられている。
トーマス・ヴェルマーレン
2014年にアーセナルからバルセロナへ移籍したベルギー代表DF。意外なことにまだカンプ・ノウにとどまっているし、ワールドカップにも登録されている。
しかし、バルセロナに加入してからは417日間も怪我で離脱しており、ローマへのローン移籍期間を含めても53試合しかプレーしていない。
もしアーセナルに残っていたら、これほどまでにメディカルルームでの生活を続けなければならない状況になっていただろうか。
バカリ・サニャ
アーセナルからマンチェスター・シティに移籍した選手は数多い。その一人がサニャだった。
契約終了時には、プレミアリーグでも最高クラスのサイドバックとして知られており、フランス代表でもレギュラーだった。
しかしマンチェスター・シティでは3年間で86試合とやや寂しい結果に終わり、2017-18シーズン開始前にはクラブが見つからなかった。
今季はセリエA最下位のベネヴェントと契約したが、降格から救うことはできず。35歳の彼は、そろそろ引退がちらついていることだろう。
サミル・ナスリ
ナスリはおそらくフランスサッカーの歴史上でも最高の才能を持っている男だった。
2008年にアーセナルに加入してからアーセン・ヴェンゲル監督の下で活躍を見せ、ベストイレブンにも選ばれるなど存在感は抜群だった。
マンチェスター・シティに移籍してからも順調にキャリアを進めていたが、ジョゼップ・グアルディオラ監督との出会いがすべてを破壊した。
トルコのアンタルヤスポルでは活躍できず、ドーピング違反で今季は半年出場停止に。
まだ30歳という年齢でありながら、所属クラブを失ってしまった。キャリアのピークにあるべきタイミングなのだが…。