現役の看護師らが生徒に看護職のやりがいや魅力を伝える「看護の出前授業」が6月30日、長崎市文教町の純心女子高であり、長崎大学病院の看護師で助産師の小橋川直美さんが、仕事内容や患者と向き合う際の心構えを語った。
小橋川さんは同院の産婦人科や循環器内科などに勤務。国際協力機構(JICA)の海外シニアボランティアとしてモロッコに派遣された経験がある。
講話では、不安や苦痛を抱えている患者と向き合うには「一人一人に合ったオーダーメードの技術やケアを提供することが必要」と強調。医療に関する知識や技術、コミュニケーション術を常に学んでいくことの大切さを教えた。
看護の現場では、これまで人間がやってきた作業の機械への置き換えが進んできていると説明。「看護師は患者との触れ合いなど人間的な部分を大切にしないといけない」と話し、人間力や五感を鍛えることなどをアドバイスした。
出前授業は日本看護協会が全国の中学や高校で毎年開催。同校で看護職を志望する1~3年生約40人が参加した。
看護の心構え伝える 純心女子高で出前授業
- Published
- 2018/07/01 09:30 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 15:55 (JST)
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