左腕・マッツが投打に活躍 7月のメッツは白星発進

【メッツ5-2マーリンズ】@マーリンズ・パーク

5勝21敗というどん底の6月を過ごし、地区最下位に転落したメッツだが、7月は先発左腕のスティーブン・マッツの投打にわたる活躍により白星発進となった。マッツは度胸満点のピッチングでマーリンズの各打者の内角を突き、6回途中まで109球を投げて被安打3、奪三振6、与四球2、失点1(自責点0)の好投。打っては4回表二死一、二塁のチャンスでマーリンズ先発のダン・ストレイリーの速球をセンターへ弾き返し、結果的にこの試合の決勝点となる3点目を叩き出した。マッツのあとを継いだ2番手のセス・ルーゴは1回2/3を無失点に抑える好投。9回裏を三者凡退に抑えたジューリス・ファミリアは15セーブ目をマークした。

「僕たちは今チームがいる位置に満足していない。僕たちはみんなもっと自分たちに期待していたからね」と語るマッツが投打両面で存在感を示し、チームを勝利に導いた。6月のメッツは8連敗からスタートして4連敗、7連敗、3連敗と黒星を積み重ね、6月の球団ワースト記録を更新。開幕12試合で11勝1敗の好スタートを切ったチームはあっという間に地区最下位へ転がり落ちた。しかし、この試合では2回表にケビン・プラウェッキーのタイムリー二塁打で先制し、3回表にはアズドゥルバル・カブレラが右翼2階席に飛び込む14号ソロ。4回表にはマッツが自身のバットで3点目を叩き出し、勝利を引き寄せた。ワイルドカード圏内とは12.5ゲーム差となり、ジェイコブ・デグロムら主力選手に放出の噂も出始めているが、まずは前半戦の残り13試合で少しでも意地を見せておきたいところだろう。

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