強い台風7号は2日、沖縄付近の海上を北へ進み、暴風域を伴いながら3日には九州に接近する見込み。宮崎地方気象台によると、本県は2日夜遅く強風域に入り、非常に激しい雨が降る恐れがある。同気象台は「6月29日からの大雨で地盤の緩んでいる所がある」として土砂災害に厳重に警戒するよう呼び掛けている。
気象庁によると、台風は午後4時現在、奄美大島の西約210キロの海上を時速20キロで北へ進んだ。中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。中心から半径90キロ以内が風速25メートル以上の暴風域となっている。
同気象台によると、本県は2日夜遅くに風速15メートル以上の強風域に入る恐れがある。2日から3日に予想される最大風速は12~15メートルで、最大瞬間風速は25~30メートル。波の高さは3~5メートル。
2日夜からは局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降る。24時間雨量は多い所で3日午後6時までに350ミリに達する見込み。暴風や高波、低い土地の浸水や河川の氾濫にも警戒するよう呼び掛けている。