ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で日本代表と激突するベルギー。世界屈指の選手たちが揃う正真正銘の強豪だ。
ここでは、『Transfermarkt』を参考に「市場価値」が最も高いベルギー選手のトップ5を紹介しておこう(5位は同率で2人)。
5位 ミチ・バチュアイ
市場価値:4000万ユーロ(およそ51.7億円)
チェルシー所属
FW
No.21
1993年10月2日生まれ (24歳)
コンゴ民主共和国にもルーツを持つストライカー。バネのような肉体を武器にゴールを狙う身体能力に長けた選手だ。
テクニック面よりもスピード、シュートの振りの速さ、反転の鋭さ、体幹の強さなど、フィジカルが売り。
フリースペースにどんどん顔を出してボールを受け取る形が特徴で、チャンスとあらば味方にパスを供給するなど、利他的な一面も。
昨季後半戦はドルトムントに貸し出され、香川真司ともプレー。ブンデスではゴールを量産し、そのポテンシャルをあらためて見せつけた。
ちなみに、ドラゴンボール好き。
5位 トビー・アルデルヴァイレルト
市場価値:4000万ユーロ(およそ51.7億円)
トッテナム所属
DF
No.2
1989年3月2日生まれ (29歳)
ベルギーが誇るトップDFのひとり。サウサンプトンでは吉田麻也とプレーした経験もある。
堂々たる体躯を誇り、スピードと激しいタックルを持ち味としたセンターバックだ。
また、柔らかさやパスセンスがあるタイプではないが、キックは正確かつ強烈。特に超高速のサイドチェンジが武器で、彼の展開が流れを変えることもしばしば。
ちなみに、イケメンでもある。
4位 ティボー・クルトワ
市場価値:6000万ユーロ(およそ77.6億円)
チェルシー所属
GK
No.1
1992年5月11日生まれ(26歳)
現サッカー界最高の守護神のひとり。若い頃から将来を嘱望される存在だった。
199cm91kgと大柄ながらそれを感じさせないしなやかなコーディネーションと驚異の敏捷性で相手のシュートを阻止する。
また、キャッチングやブレイクアウェイも正確で、足元のレベルもなかなかのもの。
3位 ロメル・ルカク
市場価値:9000万ユーロ(およそ116億円)
マンチェスター・ユナイテッド所属
FW
No.9
1993年5月13日生まれ(25歳)
サッカー界に君臨する怪物FW。 190cm94kgとまるでプロレスラーのような肉体を持ちながら、身体能力も高い異次元のストライカーだ。
弱冠16歳でプロデビューした元神童でもある。圧巻のフィジカルで相手を吹き飛ばすだけでなく、見た目とは裏腹にトップスピードも速いため、もはやチートとさえいえる存在。
事実、今大会のベルギー選手で最も速いトップスピードを叩き出しているのは、彼なのだ。また、意外に左足のクロスもなかなか巧い。
ここ何年かスパイクメーカーと正式な契約をしていなかったが、ついにPumaと契約した。
2位 エデン・アザール
市場価値:1.1億ユーロ(およそ142億円)
チェルシー所属
MF
No.10
1991年1月7日生まれ(27歳)
世界最高のドリブラーのひとり。今大会もチュニジア戦で2ゴールを叩き出してる。
高いドリブル技術、ボールコントロール、シュート、さらにはパスセンスを高いレベルで備える天才だ。体幹も強く身体能力もあるが、頭の良さもある選手でスペースに入り込む動き出し、動き直しの質は抜群。
日本戦に向けては、楽勝だと思ってるとベルギーは負けるぞ!とキャプテンらしい警鐘も鳴らしている。
4兄弟の長男で、今大会には次男のトルガン(背番号16)も代表メンバー入りしている。
1位 ケヴィン・デ・ブライネ
市場価値:1.5億ユーロ(およそ194億円)
マンチェスター・シティ所属
MF
No.7
1991年6月28日生まれ (27歳)
現サッカー界最高のMFのひとり。あのジョゼップ・グアルディオラ監督も称賛を惜しまないほどの圧巻のパフォーマンスを見せている。
類稀なるプレイビジョンの広さと空間把握能力を持ち、トップスピードでも、常に周囲の位置取りを確認しながら、左右両足でグラウンダー、ロブ、ライナーなどあらゆる球質のボールを使い分けて味方にチャンスを供給する。
そのクロスの精度・速度は世界一といえるレベル。パナマとの初戦では、神技といえるアシストを決めている(下記動画1分14秒~)。
ちなみに、W杯直前に同僚MFヤヌザイに強烈なタックルを浴びせたことも話題に。