親和銀がスマホ決済サービス 「よかペイ」長崎県内70ヵ所で利用可能

 親和銀行(長崎県佐世保市)は2日、スマートフォンの専用アプリを通じて、買い物の代金を預金口座から引き落とす決済サービス「YOKA!Pay」(よかペイ)の取り扱いを始めた。県内の飲食店や宿泊施設、美容院など約70カ所で利用できる。同日、長崎市浜町の浜屋百貨店で報道機関向けの説明会があった。
 親和銀行に口座を持つ個人と、銀行と契約した店舗が対象。支払時に、店が提示するQRコードをスマホで読み込むと即時に決済できる仕組み。クーポンの配信のほか、買い物金額に応じたキャッシュバックもある。2019年3月までに県内の加盟店を200店舗まで増やす予定。
 中国で主流の決済サービス「アリペイ」にも対応できる。親和銀行の福島聡・取締役常務執行役員は、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されたことに触れ、「今後ますます外国人観光客が増える。加盟店を増やして地域の活性化に貢献したい」と話した。

QRコードをスマートフォンで読み込んで決済する「よかペイ」=長崎市、浜屋百貨店

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