野原ホールディングス、コミュニケーションスペースを新設 社員が交流しながら自由に議論

 建築資材流通大手の野原ホールディングス(HD)は今年5月、東京・新宿区にある本社8階にコミュニケーションスペース「Field(フィールド)」をオープンした。先週の6月29日に行われた野原弘輔新社長の就任記者会見後、懇親会で記者らに公開された。

 「社員が交流しながら自由な議論を交わし、仕事を創造する空間」がコンセプト。コミュニケーション中心の「和」のスペースと集中できるプライベートな「個」のスペースを一つの空間に融合させた。社員は、グループの事業部門のコミュニケーションやちょっとした打ち合わせなどで利用。昼食や就業後の「ちょい呑み」も許可している。

 野原社長は「いずれ社外の建設業界のベンチャー企業などに入館パスを出して『ついでにちょっと立ち寄る』みたいな感じで利用してもらいたいと思っている。そうした方々が出入りすることで、当社事業とのコラボレーションを検討できる機会も増えるのでは」と期待している。

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