ファイアーズ8回1失点の好投 タイガース延長戦制す

【タイガース3-2ブルージェイズ(延長10回)】@ロジャース・センター

前日の試合で11連敗をストップさせたタイガースは、先発のマイク・ファイアーズが89球で8イニングを投げ切り、ブルージェイズ打線を3安打1得点に抑える好投を披露。1点リードの9回裏に登板したジョー・ヒメネスが3四球の乱調で押し出しにより同点とされ、ファイアーズの白星は消えてしまったものの、延長戦を制し、ブルージェイズとの4連戦を2勝2敗で終えた。タイガースは10回表一死からニコ・グッドラムが右中間を破る三塁打で出塁。続くホゼ・イグレシアスが初球をライトへ打ち上げ、この犠牲フライが決勝点となった。

タイガースのロン・ガーデンハイアー監督は「戦い続けよう、(勝利のために)プレイし続けよう、と選手たちと話をしたんだ。彼らはしっかりプレイしてくれたね」と語り、延長戦にもつれ込んだ1点差ゲームを制した選手たちを称えた。初回にビクトル・マルティネスのタイムリーで先制しながらも4回裏に追い付かれ、6回表に1点を勝ち越しながらもヒメネスがそのリードを守れず、嫌な流れとなってもおかしくない展開だったが、10回表にイグレシアスが決勝の犠牲フライ。その裏は無死一塁の場面でマウンドに上がったブレイン・ハーディが打者3人をしっかり抑え、リードを守り抜いた。正捕手のジェームス・マッキャンは「人々は『あいつらは直近13試合で2勝11敗だぞ』とか言うんだろうね」とやや不満げな表情を見せたが、「チームとして戦うことができている」というマッキャンの言葉通り、チームの雰囲気は決して悪くなさそうだ。

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