延長10回 リベラの一打でマーリンズがサヨナラ勝利

【レイズ2-3xマーリンズ(延長10回)】@マーリンズ・パーク

フロリダ州に本拠地を置くレイズとマーリンズが激突する3連戦の初戦は、10回裏に無死一、三塁のチャンスを作ったマーリンズがヤディエル・リベラのタイムリー内野安打でサヨナラ勝利を収めた。マーリンズは終始試合の主導権を握り、2回裏にミゲル・ロハスのタイムリーで先制すると、1対1の同点で迎えた5回裏にはJ.T.リアルミュートの11号ソロで勝ち越しに成功。9回表にクローザーのカイル・ベアクロウがC.J.クロンに同点のタイムリー二塁打を浴び、セーブに失敗したものの、最後までレイズにリードを許すことなく、最後は劇的な勝利を手にした。

サヨナラ打を放ったリベラは「とにかく打球を前に飛ばすことを考えていた」と自身の打席を振り返った。ライン・スタネックのスライダーを叩いた打球は、三塁線へのバウンドの高いゴロとなり、三塁手のマット・ダフィーが捕球したあと体勢を立て直して本塁へ送球したものの、三塁走者のブライアン・アンダーソンが生還。リベラにとっては今季2度目のサヨナラ打となった。連続無失点記録が20回2/3で途切れたベアクロウは「自分の記録よりもチームの勝利のほうが大切だよ」とサヨナラ勝利にホッとした様子。「もちろん9回を抑えることができていればよかったけど、今日はチームメイトが僕を助けてくれたね。勝てて良かったよ」とチームメイトへの感謝を口にしていた。

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