山北町長選、湯川氏3選 2回連続の無投票 神奈川

 任期満了に伴う神奈川県山北町長選は3日に告示され、無所属で現職の湯川裕司氏(66)以外に立候補の届け出がなく、湯川氏の無投票での3選が決まった。

 同町長選での無投票は2014年に続き、2回連続。町選挙管理委員会によると、無投票は今回を含めて過去に5回あるが、2回連続は1955年の町制施行以来、初めて。

 湯川氏は2期8年の実績として、定住促進住宅の整備や、複数の企業誘致、単位制・広域通信制高校の開校などを強調。人口減対策や地域経済の活性化を3期目の課題に挙げ、東山北地区の開発・企業誘致や、山北鉄道公園に保存される蒸気機関車「D52」の線路延伸、豊かな自然環境を活用した観光振興などに取り組むとしている。

 湯川氏は「町の自然の豊かさや人柄の良さ、安心安全をアピールし、大勢の町民に自信を持って住み続けてもらえる町にしたい」と意気込みを語った。

湯川裕司氏

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