モリーナが12号ソロを含む3打点の活躍でチームを牽引

【カージナルス6-3ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

4連敗中と元気のないカージナルスは、初回にダイヤモンドバックス先発のロビー・レイから一死満塁のチャンスを作り、ヤディアー・モリーナ、ジェッド・ジョーコ、ヤイロ・ムニョスの3連打で4点を先制。2点差に迫られた直後の6回表にはモリーナとジョーコが二者連続本塁打を放ってリードを4点に広げ、最終的には6対3で勝利して連敗を4で止めた。先発のカルロス・マルティネスは6回7奪三振2失点と先発投手としての役割をしっかり果たし、今季5勝目(4敗)をマーク。一方のレイは6回0/3を投げて7三振を奪ったものの、9安打6失点と打ち込まれ、今季初黒星(3勝)を喫した。

4月の対戦時にダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督がモリーナのキャッチングについてクレームを入れ、乱闘騒ぎに発展したことについて、モリーナは試合開始前にロブロから直接謝罪を受けた。それで気を良くしたわけではないだろうが、モリーナは初回の先制2点タイムリーと6回表の12号ソロで計3打点を叩き出し、チームの勝利に大きく貢献した。今季のモリーナは股間に打球を受けた影響で5月上旬から1ヶ月ほど戦列を離れたものの、ここまで55試合に出場して打率.272、12本塁打、OPS.807をマーク。12本塁打は捕手ではリーグ最多の数字であり、自己記録(2012年の22本塁打)の更新も十分に狙えるペースとなっている。また、今季のカージナルスではモリーナを含めた4選手がマスクを被っているが、盗塁刺を記録しているのはなんとモリーナだけ。来週には36歳の誕生日を迎え、2020年シーズン限りでの現役引退を表明しているモリーナだが、カージナルスにとってはまだまだ必要不可欠な戦力だ。

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