熱中症で搬送、県内154人 4割が高齢者、3人重症

 総務省消防庁によると、県内で6月25日~7月1日、計154人が熱中症で搬送された。約4割に当たる65人が高齢者で、男女3人が重症となった。

 県消防課によると、重症となったのは横浜、海老名市内で運ばれた60~80代の男女3人。うち80代の女性は夜に住居内で熱中症になったという。1日当たりの搬送者数は、6月30日の34人が最も多かった。

 県内では同27日以降、最高気温が30度以上となる真夏日が続いており、7月2日には小田原で今年最高の34・7度を記録。県消防課は「こまめな水分補給を心掛けるとともに、室内も適切な温度に調節し、熱中症対策に努めてほしい」と注意を呼び掛けている。

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