川崎でヒマワリ出荷ピーク 高津の農家「生育状況いい」

 川崎市内の花卉(かき)栽培農家で、ヒマワリの出荷がピークを迎えている。高津区新作の中村成彦さん(66)の畑では、黄色と茶色のコントラストが美しい品種の出荷に大忙しだ。

 害虫や風をよけるネットのハウス(約800平方メートル)内で、これから開花を迎える、オレンジ色がかった品種「サンリッチマンゴー」など5種、約5千本のヒマワリを栽培している。

 全国の品評会で2度の金賞受賞歴のある中村さん。昨年末にけがをして、今年は例年の半分ほどの栽培量というが、「生育状況はいい」と話す。5月の連休明けから始まった出荷は7月中旬ごろまで続くという。1・4メートルほどの長さで、10本か20本を1束にして都内の花卉市場に送っている。

出荷のピークを迎えているヒマワリ=川崎市高津区新作

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