5日(木)は西日本で再び大雨に 東~北日本も雨強まる 7/4(水) 12:25配信

5日(木)午前8時の降水予想

 台風7号は勢力を弱めながら、日本海を北東に進んでいる。台風は今夜までに温帯低気圧に変わる見込みだが、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所がある。四国で土砂災害警戒情報が発表されている市町村では、引き続き厳重な警戒が必要だ。

週間天気予報

 台風が離れつつある西日本の多くの地域は、発達した雨雲は抜けているが、依然として台風に向かう湿った空気の流れ込みが続いている。4日午後は九州や中国、四国の一部などいったん天気が回復する地域があるものの、あす5日(木)~6日(金)にかけて再び大雨のおそれがあるので注意が必要だ。東日本でも、東海や甲信地方を中心に、5日にかけて総雨量がかなり多くなる見込み。さらに、6日以降も大雨の続くおそれがある。

4日(水)午前11時30分 土の中の水分量

 北日本は東北で、日本海側北部を中心に、4日夜のはじめ頃~5日にかけて大雨となる所がある。また、台風から変わる低気圧の影響で、日本海側の海上は5日未明~昼前にかけて暴風となり、5日明け方~夕方は大しけとなる見込み。北海道は、5日にかけても河川の増水や土砂災害の危険度が高い状態が続き、5日未明~朝には局地的に非常に激しい雨が降る所がある予想だ。
 今後も、最新の気象情報に注意が必要となる。(気象予報士・高橋和也)

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