モンカダが決勝打 Wソックス延長12回の熱戦を制す

【ホワイトソックス12-8レッズ(延長12回)】@グレートアメリカン・ボールパーク

初回に4点を先制され、5回終了時点で2対7と5点のビハインドを背負っていたホワイトソックスが徐々に追い上げ、9回表に8対8の同点に追い付いて試合は延長戦に突入。11回表に二死満塁のチャンスを逃したホワイトソックスだったが、12回表に再び一死満塁のチャンスを作り、ヨアン・モンカダとヨルマー・サンチェスの連続三塁打で4点を勝ち越して延長戦を制した。レッズは打線の援護をもらった先発のアンソニー・ディスクラファーニが6回途中5失点と踏ん張れず、リリーフ陣もズルズルと失点。最後は11回表のピンチを凌いだジャクソン・スティーブンスがホワイトソックス打線に捕まった。

12回表一死満塁のチャンスで勝ち越しの3点タイムリー三塁打を放ったモンカダは「本当にタフなボールだったよ」と自身の一打を振り返った。「インコースのボールを捉え、上手くボールを運んで三塁打にすることができた。手を身体の近くに寄せることを意識していたんだ。良い形でバットを出すことができたよ」とモンカダ。自画自賛の三塁打は、延長戦にもつれた試合の行方を決定付ける大きな一打となった。また、この試合では両軍合わせて7本の本塁打が乱れ飛び、6回表に4対7となった時点では全打点が本塁打によって叩き出されていた。9回表にアビサイル・ガルシアの7号同点ソロが飛び出し、延長戦をモノにしたホワイトソックスとは対照的に、レッズの3本塁打は空砲となってしまった。

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