エース好投&主砲の逆転3ランでDバックスが連敗脱出

【カージナルス2-4ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

ナ・リーグ西部地区の首位に立ちながら4連敗により2位のドジャースに1.5ゲーム差まで迫られる苦しい状況となっていたダイヤモンドバックスが、エースと主砲の活躍によりカージナルスに逆転勝利。連敗を4で止め、ドジャースとの1.5ゲーム差を維持した。ダイヤモンドバックスは初回にデービッド・ペラルタのタイムリーで幸先よく1点を先制。2回表にザック・グレインキーが2点を失って逆転を許したものの、5回裏二死二、三塁のチャンスでポール・ゴールドシュミットが外角のスライダーを逆方向へ叩き込む19号3ランを放ち、試合をひっくり返した。グレインキーは7回途中2失点の好投で9勝目(5敗)。7回表二死満塁のピンチで登板した平野佳寿はトミー・ファムを三塁ゴロに抑え、26試合連続無失点で19ホールド目をマークした。

外角低めへのスライダーを2球見極めたあと、ストライクゾーンにきたスライダーを捉えた打球は、チェイス・フィールドに詰めかけたダイヤモンドバックスファンの歓声に包まれながら右翼フェンスを越えていった。6月の月間最優秀選手に選出されたゴールドシュミットは、7月に入っても好調を維持し、7月の初戦で本塁打を放つと、前日の試合では4打数4安打の活躍。そしてこの試合ではチームを勝利に導く19号逆転スリーランを逆方向へ叩き込んだ。「同点になるなら内野安打でもいいと思っていた」というゴールドシュミットだが、「とにかく前に飛ばそうとした」という打球は最高の結果に。5月の大スランプ(打率.144)で急激に悪化した成績はようやく例年並みの水準まで戻っており、そろそろ「本来のゴールドシュミットが戻ってきた」と断言しても良さそうだ。

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