台風7号は温帯低気圧に変わったが、北日本から西日本にかけての広い範囲で、5日(木)にかけて大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。5日は、北日本で高波や暴風にも警戒となる。
台風7号から変わった温帯低気圧は、非常に強い風を伴い5日朝には北日本に接近する。低気圧からのびる前線が、5日にかけて活動を強めながら東日本から西日本に南下する見込み。
大雨・雷・突風
北日本から西日本は5日にかけても大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴い非常に激しい雨が降り大雨となる見通し。その後、8日(日)頃まで、本州付近に前線が停滞するため、西日本と東日本は大雨が続くおそれがある。
▼5日夕方までに予想される雨量(多い所)
→画像を参照
▼その後、6日(金)夕方までの24時間に予想される雨量(多い所)
東海 300~400ミリ
四国、近畿、北陸、関東甲信 200~300ミリ
九州南部 100~200ミリ
奄美 100~150ミリ
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう心掛けたい。
暴風・高波
台風から変った低気圧の影響で、北日本では5日には非常に強い風が吹き、大しけとなる。北日本ではうねりを伴った高波に警戒するとともに、非常に強い風に警戒や注意が必要だ。5日までに予想される最大瞬間風速は、東北や北海道で30メートル、波の高さは東北や北海道で6メートル。