ドジャースが6本塁打の一発攻勢 カーショウ今季2勝目

【パイレーツ3-8ドジャース】@ドジャー・スタジアム

前日の試合で21安打17得点の猛攻を見せたドジャース打線が再び爆発し、6本塁打の一発攻勢でエースのクレイトン・カーショウを援護。戦列復帰後最長となる6イニングを投げたカーショウは、打線の援護に守られながらパイレーツ打線を4安打2得点に抑え、日本時間4月16日のダイヤモンドバックス戦以来となる今季2勝目(4敗)をマークした。ドジャースは6本塁打で全8得点を叩き出す一発攻勢を見せ、パイレーツ先発のイバン・ノバ(5回0/3を投げて被本塁打5・失点7)をノックアウト。マックス・マンシーは2本塁打を放ち、シーズン20本塁打に到達した。

復活を遂げたマット・ケンプを含め、お馴染みの名前が並ぶドジャースのラインナップのなかに見慣れない名前が1つだけある。主に三塁や一塁を守りながら本塁打を量産しているマンシーだ。アスレチックスで2015年に45試合、2016年には51試合に出場したマンシーだが、昨季開幕前にアスレチックスを解雇され、その後ドジャースとマイナー契約。昨季はメジャーでの出場機会はなく、AAA級で109試合に出場して打率.309、12本塁打、OPS.905をマークした。

今季もAAA級で開幕を迎えたものの、9試合で打率.313、2本塁打、OPS.984の好成績を残して4月中旬にメジャー昇格。すると、チーム事情に合わせて三塁、一塁、二塁とポジションを変え、ときにはレフトも守りながら本塁打を量産し、すっかりレギュラーに定着している。6月は打率.289、10本塁打、OPS1.176の好成績をマークし、7月に入ってからも3試合で打率.545、3本塁打、OPS2.006と絶好調。三振は多いが四球を量産できる選球眼があり、今後も成績が大きく落ち込むことはなさそうだ。現在27歳の「遅れてきたスラッガー」がどこまで数字を伸ばすか。常勝軍団の一員として奮闘する苦労人に注目だ。

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