ブリュワーズがソロ3本で接戦制す 地区首位をキープ

【ツインズ2-3ブリュワーズ】@ミラー・パーク

両軍投手陣の頑張りによりロースコアの接戦となったツインズ対ブリュワーズの一戦は、3本のソロ本塁打で3点を奪い、センターのキーオン・ブロクストンがブライアン・ドージャーの本塁打を阻止したブリュワーズが3対2で接戦を制した。ブリュワーズは2回裏にトラビス・ショウの15号ソロで先制し、同点に追い付かれた直後の7回裏にはブラッド・ミラーの7号ソロとネイト・オーフのメジャー初安打となる1号ソロで勝ち越しに成功。2点リードの9回表はクローザーのコリー・クネーベルがマウンドに上がり、ドージャーの本塁打性の打球をブロクストンが好捕したあと、エドゥアルド・エスコバーの13号ソロで1点差に詰め寄られたが、後続を抑えてなんとかリードを守り抜いた。

ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督が「信じられないプレイだった」と振り返ったブロクストンのホームランキャッチにより、ブリュワーズは1点差の接戦を制し、2位のカブスが6連勝と猛烈な追い上げを見せるなかで単独地区首位の座をキープした。9回表一死走者なしの場面でクネーベルが投じた高めの速球をドージャーが捉えると、打球はセンターのバックスクリーンに向かって一直線。しかし、本塁打かと思われた打球は、フェンス前でジャンプして必死に左手を伸ばしたブロクストンのグラブに収まった。仮定の話ではあるものの、直後にエスコバーの13号ソロが飛び出したため、ブロクストンの好捕がなければ試合は同点となっていたはず。「ドージャーの打球はフライというよりラインドライブに近かった。だから最短距離でフェンスまで行く必要があったんだ。いつも以上に高くジャンプしたよ。今まででベストのキャッチじゃないかな」と自画自賛したスーパープレイで、ブロクストンがチームを救った。

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