甘さ、大きさ上々 松浦・春作アールスメロン出荷最盛期

 県内有数のメロン産地の松浦市で、高級品として人気が高い春作アールスメロンが出荷の最盛期を迎えている。JAながさき西海松浦メロン部会(辻邦彦部会長)によると、今季は甘さ、大きさとも上々の出来という。
 同市内では星鹿、御厨両町の農家6戸が生産。6月中旬から出荷が始まり、8月上旬までに約24トンを市場に送る。平均糖度は16度。口の中にしっかり広がる甘さが特長という。きれいな円形と網目をしている特選品は「爽果」と「潤果」のブランドで販売している。
 星鹿町の牟田集荷所では連日、生産者が箱詰め作業に汗を流している。辻部会長は「今が一番おいしい時期。ぜひ味わってほしい」と太鼓判を押した。
 29日午前9時~午後3時には志佐町の海の駅「松浦海のふるさと館」前で「メロンまつり」を開き、手ごろな価格で即売する。売り切れ次第終了。問い合わせは同部会(電0956・72・1144)。

アールスメロンに傷みがないか確認し、箱詰めする生産者=松浦市、牟田集荷所

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